抜髄(ばつずい)

ニコロの新保です!

 

急にあたたかくなりましたね。

早くも桜が満開で、ニコロからも川沿いの桜が見られますよ☆

 

 

それはそうと、みなさんは抜髄(ばつずい)についてご存知でしょうか?

歯の神経である「歯髄(しずい)」を「抜く」ということで「抜髄」と言います。

実際には「麻酔」をして「抜髄」しますので、「麻抜(まばつ)」と呼んだりします。

歯髄までムシ歯が進行しますと、歯髄炎と呼ばれる酷い痛みや凍みが出てきて、

歯髄を抜く以外の確固たる治療法は今のところありません。

 

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↑ 写真の右側の歯にご注目 右上の親知らずです。

 

私自身の口腔内写真です。歯の表面が黒くなっています。自覚症状は現在ありません。

実際には小さなムシ歯ですが、歯自体が頬っぺた側に傾いてしまっており清掃が難しく

今後歯髄炎になってしまったり、汚れが滞留しムシ歯や歯周病の原因菌の温床となります。

 

もちろんそんな歯ですから治療も難しく、治療も不十分に終わりやすいのです。

さらに今回の症例では、下にモノを咬む相手となる親知らずが無いため、機能してません。

現在自覚症状が無くても、汚れが滞留しムシ歯や歯周病の原因菌の温床となるデメリットは結構大きいと考えられます。

残すメリットがあるとすると、他の奥歯が抜歯適応となったときに「移植」のドナーとなる可能性があるということです。

他に、親知らずよりも早く駄目になりそうな歯があれば、その日のために親知らずを残しておくメリットは大きいでしょう。

 

長くなっちゃった・・・・・・てへぺろ

 

ま、そんなこんなで硬い話はさておき、

今回不肖34歳私ことニコロの新保が

抜歯予定の歯で人生初抜髄を経験することになったわけです☆

 

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患者さんの気持ちになりながら、不安の表情で、、、、

 

つづく

 

 

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